そろそろ旅も後半戦。
ベルリンからの帰りにニュルンベルグへ寄ってみました。
市場でニュルンベルグでしか買えないクリスマスのケーキ(と言っても、丸ボーロみたいなやつ)その売り場の女性が、私が持っている娘の手作りのがま口を見て、「かわいいわね?これ作ってくれたら買うわ!」と、こんな異国の地でそんなこと言われるなんて、びっくりでしたが、それならと、娘に伝えてせっせと作ってもらっています。友人が売りに行ってくれるらしく、このがま口が思わぬヒット商品になったりしたらどうしよう・・と1人で勝手な妄想が膨らみます。
旅の間、友人も仕事で朝から夕方までいないという日があって。「せっかく1人で来たんだから、少しぐらいは1人で冒険もしなくちゃね!」と、ドキドキしながら、計画を立てました。と言っても、やはり、優秀なガイド(友人)が書いてくれた小学生でもわかる電車の乗り方のメモを握りしめて・・・
その日朝早く、ミュンヘンのマリエン広場でベンチに座っていると、にこやかなご老人がお隣に座られて、私もどうぞどうぞと隣を空けて差し上げたのですが、その上品なご老人。結構しゃべりかけられて(イタリア語っぽい)「一緒に行こうよ!行こうよ!」とだんだん顔が近付いて来るのです。
「ヤバっ!ま、ま、まさか!新手のナンパかよ!?」とビビりまくって、「ドイツでの日本人観光客女性1人行方不明」というNHKニュースの文字までがよぎり・・
「そ、そうだ!おじさん。私、今めっちゃ急いでいるんだった。」とジェスチャーで伝え、駅へ走って逃げました。
せっかく英会話を学んでいるんだから、海外での力試しが今回の旅行の目的の一つでもあったのですが、人間切羽詰まるとボディーランゲージになってしまうものなのですね?(笑
友人が言っていた、「イタリア人にナンパされなかったら女じゃないんだって!」という言葉を思い出し。早朝から?こんなさわやかな広場で?とさすがイタリア人と妙に関心したのでした。
清々しい朝の広場にご注意!
帰りの空港に行くまでの間、ビール工場の見学行って来ました。
創業150年の歴史ある工場です。ほとんどビールが飲めない私でも、ドイツのビールは美味しいよと言われるのも分かって来た頃だったので、楽しい体験でした。
帰ってから、近くでなんと「オクトーバーフェスト鹿児島」という企画があって、その懐かしい「Ayinger」という看板が!歩いて行ける距離でAyingerのビールが飲めるんだったら、わざわざドイツの本社工場行かなくてよかったじゃん!と言われるも、うれしくて飲んでみたら、速攻酔っ払ってしまってしまうという。ドイツの気候とか空気とかの違いなのでしょうか?
こちらドイツでのビール
オクトーバーフェスト鹿児島
また次の機会にと思っても、その次の機会が訪れるかどうかは分からないのが人の人生というものです。
旅を振り返ってみると、仕事を休んで行くための準備もたいへんだし、家の動物たちの世話を頼む母にも申し訳ないしと、簡単ではないけれど、やっぱり行ってよかったと思えるドイツの旅でした。